前の再設計に関するブログで80mを先に実験すると書きました。基板は、両方とも同時に届きましたが、2m3エレができたことにより先に2mの試作をすることにしました。
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2m用基板の回路です。ここで注意事項があります。
試作実験の結果、この回路は多くの修正がありました。今回はどこが間違えていたのか参考になると思い公開しますが、このまま製作すると必ず沼にはまります!ご注意下さい)
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回路は、AGCなしのシングルスーパーです。回路図の下の方を見て分かるように、3SK291の利得可変アンプ(-60dBから+10dBまで利得を可変できる)、NJM2288ミキサー、そして11MHz台の3極の水晶フィルター(通過帯域800Hz)を通ってIFアンプ(BGA420)、そしてダイオード復調器とつながります。
音声アンプは、手持ちで大量にあるLM386です(本来このICは4V以下では使用できないので注意)

さて、この回路で試作したところ多くの不具合がありました。いつもの調子だったらすぐ完成~となるのですが、完全に泥沼にはまって数日間進展がありませんでした。

★失敗(1)LM386音声アンプ:
LM386は4V以上の仕様となっていますが今回リポ電池使用のため最大でも4V程度です。中華の8002などの低電圧の音声アンプのICはBTL接続のものが多く、入出力をアースに落とせないので使いにくいのとLM386が手持ちで沢山あるのでどのくらいまで使えるか実験してみました。結果3V程度でも使えたので使用してみたのですが、試作基板ではなぜか発振したりで不安定です。回路では、少しでも高い電圧で供給しようと3.3Vのレギュレータの手前から配線していますが、これがよくなかったようでした。結果、レギュレーター出力の3.3Vから供給して上手く動作するようになりました。

★失敗(2)NJM2288ミキサー
過去にいろんな頒布品のトランシーバーに使用しているのですが、基板のパターンが悪いのか発振が止まりません。ICを交換、インピーダンスを下げたり電源をデカップリングしても駄目でした。結局、1日費やしたのですが原因がわからないため、パッシブのDBMに変更しました。最初からこうすればよかったです。

★失敗(3)BGA420 IFアンプ
11MHz帯のIFアンプですが、入力許容電力がなんと0dBmしかありません。回路にAGCがないため実験で0dBm入力を入れると簡単に壊れてしまいました。最終的にRFアンプの出力にダイオードリミッターをいれて過大入力でも壊れないように対策しました。
また、このICの入力にスイッチをつけて固定アッテネーター機能をつける予定でしたが、スイッチの入り切りでもICが破損しやすいので、スイッチ切替はやめました。

★失敗(4)音声出力リミッター
オリジナルの回路にはリミッターはありません。RFアンプの利得調整と音声ボリュームで-120dBmから0dBmまで歪なしで聴こえるのですが、ARDFは送信機5台から1分おきに送信されるので、弱い信号を聴いている後に爆音の信号が受信されることもあります。これで耳を傷めては大変なので、イヤホンの入力にとりあえずダイオードリミッターをつけてみました。このあたりは実践で要調整というところですが過大入力でクリップしてくれるので少し楽になりました。


以上、参考になれば嬉しいです(笑)


さて、最終的に基板は、何とか動作するようになりました。増幅器が少ない低利得の受信機ですが、とにかく静かです。雑音が少ないのでスイッチを入れても動作しているのか分かりません。しかしながら、-120dBmの信号から0dBmの信号まで綺麗に聴こえます。次のトランシーバーの受信回路はこれをベースにしようと思っています。

今回の試作品の基板は以下のとおり

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また、水晶フィルターは、3極ですが狭帯域なので1kHzずれると全く聴こえなくなります。A2波で送信されますがキャリアをCW受信する設計です。A2波をAM検波するよりかなり感度がよくなると思います。フィルター特性を示します。インピーダンスがあってないので少し凸凹していますがセンターから1kHzはなれると30dB以上減衰します

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RF受信アンプ(3SK291)の特性です。ここでは利得は、145MHzで20dB以上とれていますが、過大入力時の破損対策として利得を10dB程度として使っています。このFETの凄いところは、NFも低いのですが、G2電圧を0Vからプラス1.5V程度可変することで約70dBの利得を変えれるというところです。このため、本機では外部アッテネーターなどを削除することができました。
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3Dプリンターで簡単に製作したケース。ソフトはこれから作成しますが、電子コンパスも内蔵させたいと思っています。


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