20年くらい前に製作した7球受信機。数年前に電源を入れたら全く聴こえない状態になっていました。真空管交換やスイッチ接触不良など簡単にチェックできるところは修理を試みたのですが原因不明でした。今回はじっくり調査してみました。

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回路図はないと思っていたのですが、PCを探すと奇跡的ですがありました。もともとコリンズの51S-1を参考にしたダブルスーパーで、Qマルチなどは9R59Dの回路を参考にしています。


Tube101 Circuit diagram

修理手順です。

①AFアンプは、アンプ入力を指で触ってハム音がでるのでOK

②局部発振器とVFOの発振をスペアナで確認します。→OK

③アンテナ端子にSGを接続して入力に7MHz -40dBm程度の信号を入れます。高周波増幅からスペアナで各部のレベルをチェックしていきます。高周波増幅、ミキサー出力、IF入力までOK。IFアンプも1段めは増幅していたので、2段目か検波部分が問題のようです。

④IF2段目の真空管の電圧をチェック→OK

⑤回路をみるとカソード側のVRが影響ありそうなのでチェック→断線してました
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交換したところ復活できました。このVRはスピーカーの裏側でこれまでの修理では見えなかった部分だったのでこれまでチェックしてなかったところです。今回は回路図が発見できたのでスピーカーを外して修理できました。

真空管、やはりいいですよね。安っぽいセラミックフィルターの半導体受信機なんかよりIFTを通して検波した音はなんとなく深みがあります。パネルの上を触ると結構発熱もあり、猫さんも寄ってきました。夏は使う気はしませんが冬の間は楽しみたいと思います。
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参考までに製作したころの動画を以下にあげておきます。音質など見て頂ければ幸いです。