2022年08月

みなさま、お疲れ様です

ハムフェア2022 の頒布用で準備したもので、少しですが在庫があるものをご紹介致します。
ハムフェアに来られなかった方で、ご希望の方がおられましたらお申込みください。

頒布をご希望の方は、 
●件名に「ハムフェア再頒布品(xxx→品名)希望」と記載して 私のコールサイン(小文字)@jarl.com 宛にメールでお願いします。
本文に住所、お名前(フルネーム)、コールサイン(お持ちの場合)をご記入ください。

詳細は各タイトルをクリック願います。



●BCL用受信機入力フィルター 完成品5k円+送料200円 (在庫なくなりました)→再製作と書きましたが、部品がなくなりそうなので一端受け付けを終了します。
受信機の入力に接続して、4回路のスイッチで以下のフィルターを切り替えることができます。昔の受信機や大型アンテナを使う場合にローカル中波局のかぶりから逃げることができたりして重宝します。
 ①VLF(70kHzのローパスフィルター)
 ②MW (パンドパスフィルター、通過周波数を560kHz~2000kHzで可変できます)。
 ③SW (2MHzのハイパスフィルター)、主に強力な中波局の電波を減衰させます
 ④THRU  バイパスモード

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●モールス練習セット 完成品3k円+送料200円 (在庫 0セット)→終了しました。発振器なしの縦ぶり電鍵のみは3台あります(完成品2k+送料200円)

すぐにモールスが練習できるように超小型電鍵と発振器とのセットです。
電鍵は市販無線機にも接続できます(ケーブルは必要です)。



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●Ashi Paddle 45(2022バージョン)  完成品4k円+200円
★在庫は、かなりあります。お申込みの際は、赤色もしくは青色とご指定ください

脚に固定して使用できる軽量電鍵の今年バージョンです。マグネット基台付き

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皆様、よろしくお願いします





3年ぶりに開催されたイベントは、主催者発表では、初日2.5万人、2日目1万人(前回より7000人減)ということでした。

実際には、発表の半分くらいの印象で、わざわざビッグサイトでやるようなイベントではなくなってきた感じもします。
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それはさておき、以下、私のハムフェア2022備忘録となります。

今回もアマチュアキットクリエイターズAKCで出展しました。ブースに来ていただいた皆さま大変ありがとうございました。

今まで中心で活躍いただいていたJQ1SRNさんが今回都合でお休みとなったため、初めてクラブの代表者として抽選会参加から計画までまとめ役を担当しました。代表者となるといろいろな苦労があることを改めて感じました。SRNさん、いつもVY TKS

ということで、計画で悩んだことから…

まず、出展料が高いので、当然8名で1コマのブースとなるのですが、どうやって8人がこの狭い場所で頒布するのか、夜も眠れないくらい悩みました。

前回は7名がごちゃごちゃになりながら何とかできたという実績はあったのでそのままでもと思ったのですが、コロナで密は避けたいし、頒布品の種類も各自増えています。

先月参加した関ハムでは4名で同じテーブルサイズだったのですが、1人45センチ幅程度でこれが最低限と実感したので、今回は4名ずつ二日に分けて頒布することを思いつきました。これは、混雑防止になり、我々も一日は見学ができるメリットがありました。

このあたりを周知していただくために、早めにAKCのホームページを作ったり、SNSでPRを行ったせいか混乱は殆どなかったようでした。

写真は初日の準備の様子。私は2日目担当となりました。
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両日ともゲートオープンと共に多くの方に来ていただけました。皆さんマナーも良く、大きなトラブルがなかったのが良かったです。

初日はいつものように押し寄せるスタイル。前回は、人が多くテーブルが押されたり、目の前で小競り合いがあったりでちょっと怖かったですが、今回はセーフ。
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2日目は、一列に並んで頂いたので非常にスムーズでした。次回もこのようにしたいです。

私の頒布品は、こんな感じ。トランシーバーやアナライザーは開始30分でなくなってしまい、並ばれて入手できない方に大変申し訳なく思います。
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今回は、持参のオールバンドAM、DSBトランシーバー(WVU601)で7と50メガDSBで記念局を呼んで交信もできました。相手はSSBですが呼んでもDSBということに全く気づかれることもなく普通に交信できました。10mWとGAWANTもどきなので7メガはパイルに勝てなくて、最後は屋上に上がって、アンテナが見える位置まで移動して交信しています😅

また、6m AMロールコールも無事チェックインでき良い変調リポートを頂きました。ロールコールをワッチしていると大変多くの局が強力に入感していたので、もっと交信ができていたかもしれませんが、目的は果たせました(^ ^)
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KANHAM 2022で頒布した1.37m長のロッドアンテナを使った50MHz用の移動用のダイポールアンテナのボディーをさらに小型化したものを製作しました(写真下)。

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50MHz用とするには少し長さが不足しますのでローディングコイルを入れてマッチングをとっています。バランは、入ってませんが問題なく動作します。

●仕様
①周波数帯 50MHz帯(内部に延長コイルが入っているので144MHzは使用できません)
②コネクタ BNC
③VSWR  1.5以下 ( 周囲に何もない条件、50.3MHz, 地上高2mにて)
④重さ   約150g(同軸ケーブル、吊り下げ用フック含まず)
⑤外観   WxDxH= 90 x 26 x 40 mm (突起物除く)
⑥固定方法 紐などで固定
⑦耐電力  50W以下
⑧材質   PLA(50度くらいより高い温度で変形の恐れがあります。高温の車内などに放置しないように注意してください)
⑨その他  屋外で長期間で使用する設計ではありません。また防水にもなっていませんので短時間の移動運用でご使用ください(長期間の屋外での設置はできません)。


●構成
頒布品は、ロッドアンテナ2本と給電部のみです(マスト固定用クリップは、Daisoなどで販売されているものを使用するとよいでしょう)。ロッドアンテナは、使用時にネジ込みます。使用していないときは取り外せるのでコンパクトに収まります。
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●使い方
ポールにマストクリップなどをとりつけて、アンテナを紐で固定します。
ロッドアンテナは、あまり強くネジ込むと中のナットが緩む恐れがあるので注意しましょう。


●特性
短縮していますが、少しですので特に問題はありません。屋外で地上高2mで測定したVSWR特性は以下の通りです。
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●その他
本アンテナは、ハムフェア2022で4本のみ頒布予定です。(このサイズのロッドアンテナは現状入手が困難のため、今回の頒布で終了となる見込みです)




2022年のFDコンテストにQRPで自宅から参加しました。

トランシーバーは、昨年作ったWQ1(1.8-144メガCW機)とWVU601(1.8-50メガDSB、AM機)です。
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コンテストではQRPは5W以下とですが、こちらは10mW、0.01Wとなります。

アンテナは、HFがスローパー、50メガが6エレ、144メガは2階のベランダホイップでした。

少し、涼しくなってきたので多くの移動局を期待したのですが、あまり聴こえず。

結果は、13局でエリア外はなしと残念な感じでした。特にHFが全く飛びませんでした。
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14、21では九州とか強く入っていたのですが…

144MHz CWでは栃木県と交信、距離は80km以上、50MHz DSBでは御岳山30kmくらいが最長でした。

DSBは、実質5mWくらいなのですが、その割に3局も交信できて楽しめました(^^)


ミリワットと聴くとほとんどの方が交信できないと思われるかもしれませんが、意外に簡単に飛んでくれます。特に最近の無線機の性能はかなりよいので。

例えば、今回のコンテストでは参加局の最大パワーは50Wです。これをdBmにすると47dBmとなり10mW(10dBm)との差は、37dBとなります。

受信機の感度では、0dBμⅤの信号強度があればほとんどの無線機は聞えますので、こちらで37dBμⅤ程度で聞こえていれば交信できることになります。

ここで37dBμVは、Sメータでは無線機によってもかなり差がありますが、S9程度ですので、結構交信対象はあります。

私の自作機は、Sメーターは全て㏈μVで読めるようにしてあります。受信電界強度表示があると30dBμ程度で入っている局のみコールするようにすれば効率よく交信できて便利です。

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ミリワットのコンテスト参加は、相手に迷惑がかかると思いながらも楽しいので辞められませんね。


WQ1は、1.8~144MHzをカバーする超小型QRP CWトランシーバーです。

本体には、144MHz用のLPFが内蔵されておりますが、他の周波数にオンエアするときは、各バンドに適したフィルターを入れる必要があります。

最初、頒布のときにはフィルターをオプションにしようと思いましたが、HFも楽しめるように1つのフィルタで7,10MHz兼用できるものを添付することで設計してみました。

コイルは、SMDインダクターなので損失がそれなりにありますが、小型優先ということで(笑)
今回新しく基板を作成しました。フィルターはケースに入るように作ってあります。

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特性です。損失は、7MHzで1dB、10MHzで2dB程度です。
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出力は、100mW程度となりますがスプリアス的には問題ありません。

まず、7MHzです
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次に10MHzのスプリアス特性です
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フィルターは、トランシーバーに直結して使うことができます。
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