2020年05月

試作2号機で技適を取った後、コロナの外出自粛で移動ができず、心配な内蔵アンテナ含めてのトータルの実用性が確認できませんでした。交信もまだできていません😅

そんな中、Eスポシーズンとなり、こんなトランシーバーでも九州や北海道の局を聴くことができました。

そこで交信ができそうな強い局を何回か呼んでみたのですが、まったく応答はありませんでした。

これは、受信は良いものの、アンテナから上手く電波がでていないのではと思い確認してみました。

今回の確認方法は、電界強度計を庭において、それぞれのトランシーバーからの電波の受信レベルを測定します。

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設計では、SR-01と比べると、送信出力の差が4dB、アンテナ長差で3dB、そして短縮コイルと整合ロスの差が2dBくらいありそうなことからトータル9dB(Sメーターで3つくらい)弱くなります。


測定の機器配置はこんな感じです
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測定結果です。
まずは、SR-01です。50dBμでした。流石に強力です。

次にWVU-1102、通常状態では31dBμなので、設計想定値よりかなり弱いのでがっくり。

20dBくらい下がると59と52くらいの差があるのでEスポ交信はかなり厳しいレベルになります。

しかしながら、前にN無線のハンディ機とSR-01の比較動画を見た時もかなり差がありましたので、こんなもんかなとも思いました。

ここで、N無線のハンディ機は電源ケーブルを繋ぐとかなり送受信が改善することを思い出し、こちらも電源の1m程度のUSBケーブルをつないでみました。

すると31dBμが41dBμと10dBも改善。実際、受信してみてもかなりレベルが上がるではないですか(^ ^)

今回のアンテナは、筐体がプラスチックで筐体アースが期待できなかったのでノンラジアル型でマッチングをとっていますが、短くてもアース線があるとかなり改善するようでした。

いずれにせよSR-01との飛びの差が10dB程度低いだろうというのが最初の設計想定でした。

最初、20dBも弱かったのでちょっとがっくりしていたのですが、ケーブル付きでWVU1102 は当初の動作をすることがわかり一安心です。

このことから、EスポやGWで同じような場所からSR-01局と呼びあうと、Sは3つ差程度弱く届くと思われます。まあ、パイルには勝てませんが、コンディションが良ければ交信できないレベルではなさそうです。

また、相手局が500m Wで55で入感し、もし、交信できたとすると送信出力差4dBなのでこちらのレポートは、53くらいとなります。

参考までにRJ260は27dBμと、WVU1102のノーマル時より飛ばない結果となりました。もちろんパワーは100m Wなので-3dBとなりますが、ロッドアンテナは長いことから、これも筐体がプラスチックのためあまり効率よく電波が飛んでいないようでした。


電界強度比較実験結果まとめ
SR-01                                   51dBμ
WVU1102 ノーマル         31dBμ
WVU1102 電源ケーブル付 41dBμ
RJ260                                   27dBμ






人柱版の応募ありがとうございました。
今回の頒布の受付を終了させて戴きます。



脚に固定する移動用の横振りパドル、Ashi paddle 45は予想以上に好評でしたので、縦振りバージョンの「Ashi 電鍵45」を作ってみました。

自分では、なかなか良いものができたと思っていますが、電鍵は好みがありますので皆さんのご意見をお聞かせください。


1.はじめに

本装置は、私、7L4WVUが趣味で設計製作した小型の縦振り電鍵で、アマチュアの皆様に頒布するものです。脚にゴムベルトを巻いて打ちやすいように45度の角度を持たせています。接点は信頼度が高いマイクロスイッチを使用、出力は3.5mmステレオジャック(モノ出力)です。なお、脚ベルトアダプターは右打ちと左打ち兼用となります。

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2.人柱版申し込み要領 →受付終了しました
申し込み条件は特にありません。CW初心者、これからやってみたい方でもOKです。

(1)必ずメール(私のコールサイン@jarl.com)にて申込み願います。その時に
タイトルに「Ashi 電鍵45 人柱版応募」と記載をお願いします。

(2)貴局のコールサイン、もしくはお名前の記載をお願いします。

(3)下の写真から第一希望と第二希望の番号(①~⑧のどれか)を選んで記載してください。受付順となります。 先約で在庫なしの場合は第二希望をみます(どれでもよいという方はその旨記載してください。確率が上がります)
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●今回の価格は、下の写真の内容(本体、マグネット基台、脚ベルト、脚ベルト用アダプター、およびM3ネジとナット2組)が1式分となります。マグネット基台は黒色のみ、脚用アダプターの色は本体と異なる場合がありますのでご了承願います。また、無線機接続用のケーブルは付属されませんので各自ご用意ください。

●今回の頒布価格は、送料込 2700円 (クリックポストにて発送)
となります。
 振込み先は、ゆうちょ、三井住友、ジャパンネット、三菱UFJを予定しています。 
 
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使用後には、良いところ、改善が必要なところをぜひともお聞かせください。改良してさらに良いものとしたいと思います。また、使用している動画や写真をブログやツイッターに掲載するのはOKです(よければ、どんどん宣伝をお願いします)。

なお、情報は匿名でブログ等で公開させていただくこともありますのでご承知おきください。


<動画です>



3.注意事項

    本装置は、趣味用の3Dプリンターを用いた自作品です。ケースに傷や変形がある場合があります。また、強度は確認していませんので極端な力を加えないようにしてください。

    長期使用でネジが緩んだ場合は、締めなおしてください。

    仕様は、適宜変更されます。

④  万一の事故や損失が生じた場合でも、当方は一切責任を負いません。
⑤  不具合の際は、写真等を添付してお問い合わせください。ベストエフォートで対応します


結果は、5/5火曜になりますが、すべての方にメール返信しますのでお待ちください。
それでは、よろしくお願いします。



 

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