2019年12月

今年も年の瀬の50MHz AMコンテストに所沢の航空公園、海抜72mに移動して参加しました。

昨年は、10mWで8局と交信できましたので、今年は頒布モデルの1mWトランシーバーでどのくらい交信できるか試してみました。

ご参考までに昨年のメモはこちら。
http://becl8873.livedoor.blog/archives/1622484.html

アンテナは、今回も1.5mHのダイポールです。

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今年も多くの参加局の声が聞こえました。
普段全く聞こえない6m AMなので、この日が年に一度のチャンスとなります。

この頒布トランシーバーは、かなりの台数を製作していますが、1mWなのでDX通信は無理と思っていました。

しかし、考えてみるとAM局は、3W程度で出られている方が多いので、1mWだと34dBくらいの差となります。

また、最近のトランシーバーは性能も良いので0dBμVで十分復調可能ですので、30dBμV以上で入感する局であれば交信可能と思われます。

相手が移動局の場合、混信、抑圧とかの影響も受けて受信状態が悪いケースもありますので必ずしも計算通りには行きませんが。

今回のコンテストでどのくらいの局が対象になったかと言うと5局くらいでした。

この頒布トランシーバーは、受信電界強度がdBμである程度正確に読み取れますので、対象局を効率よく見極めることができます。この効果を再認識できました。

片っ端からコールしていきますが、さすがになかなか応答はありません。しかし、前半でなんとか2局と交信できました。

うち1局は、なんと日光移動ということです。距離は、92km。自分でもびっくりしました。

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あと、終了間際に伊勢原市移動局と交信ができました。距離45km

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所沢の航空公園、海抜72mにダイポールという設備ですので、もっとロケがよければ、まだまだ距離が伸ばせると思いました。

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相手局は、弱い信号でしか届いていなかったと思いますが、こちらの移動地もコピーしてくれてましたので、変調は了解度よくかかっていたものと推測しています。

このトランシーバーは、現在は頒布しておりませんが、リクエストが多いので来年の関ハム、東京ハムフェアで再頒布を予定しています。


どうぞよろしくお願いします。



表面実装で半田付けが簡単そうなものをお試しで購入しました。

少し大きめですが(^^)

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データーのみ置いておきます。
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4素子ですが、AMとSSBで使える4kHz幅でちょうどセンターが切りの良い周波数になっていますので、使えそうです。

次にCWフィルター。帯域が狭すぎるかも…

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次に段数を減らしていきます。
3ポールです。

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次に2ポール。ピークが綺麗でないので、これは駄目かな

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今週末は、お天気が良かったので、お庭でアンテナの性能確認をしました。

フルサイズの半分以下の1.1mロッドアンテナでどのくらい特性が劣化するかの確認です。

発振器は、自作アンテナアナライザをスイープスパンをゼロにしています。

受信機は、受信電界強度をdBμで読み取れるCBスキャンです。

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比較するアンテナは、以下のものです。

1. 50cmくらいのロッドアンテナ
2. GAWANTもどき 1.1mロッド
3. 本機 1.1mロッド、マッチング付き
4. フルサイズ垂直ロッドアンテナ、ラジアル付
5. 短縮V型ダイポール

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測定結果です。
実際は給電点の高さや周辺との影響度合いがアンテナによって違いますので誤差はあります。

しかし、データーからみるとフルサイズのロッドと比べて3dB程度の劣化ですのでなんとなく使えそうなことが確認できました。



1. 50cmくらいのロッドアンテナ:  40dB

2. GAWANTもどき 1.1mロッド:  56dB

3. 本機 1.1mロッド、マッチング付き: 57dB

4. フルサイズ垂直ロッドアンテナ、ラジアル付: 
  60dB

5. 短縮V型ダイポール:  64dB



実験の写真です

現在製作中のトランシーバー。1.1mロッドアンテナ。
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GAWANTもどき
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フルサイズのロッドアンテナ
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ダイポール
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