2019年03月

前回の2SC4703の最大電圧規格は、12Vでした。

今回、昇圧モジュールを使うと3.7v入力で20Vくらいまで出せることに着目して、前に使ったことがあるRD01MUSを高い電圧で使う実験をしてみました。

このFETは、最大定格は30Vまで使えます。前に実験したデーターをみると10Vで使うと50m Wくらいまでがリニアで使える出力でした。

回路は、いつもながら簡単に。配線は10分で完成(笑)

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50メガでAM100パーセント変調、-3dBm入力で出力23dBm、200mWまでリニアで得られました。

このくらいの出力であれば、市販のCB機に近いのでEスポも楽しめそうです

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0-100メガまでの周波数特性です。下の方も平坦で、使いやすそう。

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しかし、良いことばかりではありません。実験中に気がついた問題点としては、以下があります。

1. 昇圧モジュールは、出力電圧を高くするとノイズが極端に増える

2. ノイズ対策で受信時に昇圧モジュールを動作させないように、モジュール入力で電源の入切をすると、13V位の不安定な電圧で立ち上がる

これらの対策としては出力電圧を15Vくらいにする必要がありますが出力も下がりますので、実際のトランシーバーに組み込んだ形で、実験して見る予定です。




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前にも書きましたが、秋月で売られているトランジスタを使ったリニアアンプの特性です。

このトランジスタ、5Vでも動作するのですが、最近の自作機は3.7Vなので、リニア特性を取るために昇圧コンバーターを使ってみました。

最近は、プリント板発注ばかりなので、久しぶりに彫刻刀でパターンを作りました。

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電圧は、10Vに設定しました。トランジスタの電流は、47mAにセットして、入力を-10dBmとした時の特性です。

流石に低歪みが売りのトランジスタですね。良好です

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このときキャリアレベル出力が50mWとなります。

0-100メガの周波数特性です。トランスの巻数が少ないので7メガ付近は少し利得が下がりますが、14メガ付近は30デシ以上の利得があります。

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回路は、簡単にこんな感じで実験してみました。

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製作中の50メガトランシーバーの受信部が広帯域のため、可変型のBPFを実験してみました。

最終的には、マルチバンドの送信用にも使えるものを目指します。

設計周波数は、7-30メガ。ポリバリコンで可変します。

計算した回路は、こんな感じです。

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コアは、巻き数も多くなるのと将来の送信用のためT50-6を使いました。

7メガで100PFで同調させるためには、5.2μH、巻き数は36回です。
測定すると5.6μでした。

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空中配線でくみたてました。

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結合コンデンサは、12PFで特性を見ました。

まずは、、7メガ。損失は1dB、BPF特性も良好です。

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次に28メガ。コイルのインダクタンスが大きいので下側に帯域は広がりますが、受信は、局発を上の周波数にとっていますので、イメージ混信に対しては使えそうです。

送信用としては、もう少しフィルターがいるかも知れません。

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今回のトランシーバーは、どちらかというと広帯域受信をメインとしています。

受信は、長波、中波、短波から50メガ、エアバンド、145MHzと感度はそんなに良くないものの楽しめるものを考えています。

回路はいつも使っているものなのですが、どうも感度がイマイチ。

50メガやエアバンドが想定より、20デシくらい低いのでどうしたものかと考えていました。

今朝、原因はおそらくこれかなと、広帯域受信トランスの特性を調べてみました。

コアは、アリで買った安物です。一個、10円もしません(笑)。

この手のコア、DBMや送信回路、いろんなものに使いますので安価で買えるものがあればストックしておくと良いと思います。

今回のものはこれ。
US $3.20 | 50 ピースフェライトコア Emi フィルタ 8 × 4 × 3 ミリメートルフェライトコアリング抗寄生 Toroide トロイダルキットコイルフェライト非鉄抑制
https://s.click.aliexpress.com/e/jUphDAC

最初低い周波数を狙ってましたので、8回くらい巻いてました。

0-200メガの特性は、こんな感じで、100メガ以上が20デシくらい損失があることがわかります。

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これを4回巻きにしてみました。
10デシ以上改善しました。

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1つ問題解決です。やれやれ


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昨年末に試作した50MHz AMトランシーバーの新しい基板での組み立て中間報告です。

まず基板設計は、KiCADです。かなり慣れて来ました。今回、基板レイアウトを大きく変えて、さらに小型化するために水晶とマイクをSMDに変更しています。

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製造はいつものfusion SEEEDです。5枚でOCS便で10ドル以下と素晴らしいサービスです。

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部品取り付けは、SMDのICから。水晶とマイクは、端子が下側にしかないリフロー用部品なので半田付けは苦労しました。

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ローパスフィルターは、50メガ用で三段です

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基板の裏表

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スプリアス
1W以下だと規格は50μW以下なので出力数ミリWだと楽勝です。

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変調特性
少し歪んでますが、問題ないです。

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ケースは、アンテナアナライザーと同じ大きさでアクリル曲げて作りました。

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リチウムポリマー電池は1000mAHなので、受信のみだと10時間くらい持ちます。

もちろんUSB充電式♡

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