2018年12月

10月に作ったトランシーバー基板を使って他に何か出来ないか考えています。

送信と受信があるので、スペクトラム表示、トラッキングジェネレータと組み合わせてのフィルター特性試験器なども可能性がありますね。

プログラム容量の関係であまり複雑なものはできませんが小型のアンテナアナライザーでも作ろうかとプログラムしてみました。

発振器はsi5351です。このICは、200メガくらいまで使えるのでよいのですが、高調波レベルが高いのでアンテナアナライザーとして使うと、検波のみの受信では誤差を生じます。

前に見せていただいたJA6IRKさんの小型アナライザでは、演算で簡易補正するアイデアで対応されていました。

今回、受信はラジオのDSPを使いますので特定信号の受信スプリアスとか心配ですが、狭帯域フィルターを通して基本波の周波数のレべルのみを取り出すこととしました。

とりあえず、広帯域トランシーバー基板を使って送受信トラッキングでスイープ、グラフにドット表示できる画面をプログラム。

少しでも容量を増やすとプログラムが固まるので、ラジオ受信とかの機能は削除しています。

SSD1306のグラフィックのコマンドを調べながら何とか動きました🙂

とりあえず、送受そのままの形で漏れ電波を受信、表示すると使えそうな感じです。

広帯域では周波数特性があるので、レベル校正とか必要かも知れませんが、リターンロスブリッジを作ってから実験してみたいと思います

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2018年の自作品です。

今年は中波ラジオ受信に始まり、小型トランシーバー、サテライト受信。

そしてKiCADを勉強しながらキット化へ向けての基板試作まで行いました。

自作の楽しさが少しでもお伝えできれば嬉しいです。

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参考までに昨年は、こんな感じでした。
https://blogs.yahoo.co.jp/yah_8877/14856733.html

12/23は、年に一度だけ、50メガのAMが超満員になる日です。

昨年初めてAMコンテストに出たのですが、周波数が空いているところがないくらいになるのでビックリです。

去年は自宅から出て、10mWで3局、しかも静岡の移動局と交信できました。

今年は、XYLが出場しているマラソン大会と重なりましたので、マラソン大会が行われる所沢の航空公園から参加です。

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航空公園は、少し小高い場所にありますが、山の上とかではないのであまりできないなと思いました。

マラソンの給水係の合間に無線をワッチします。トランシーバーは、今年のハムフェアで総務大臣賞を頂いた装置とロッドアンテナ二本の短縮ダイポールです。

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まずは、コンテスト開始前に栃木県の局とSSBで交信、流石、SSBです。もらったリポートも57とバッチリ。

コンテスト開始後、10kHzごとにびっしり出ている参加局を順番に呼んで行きました。

10mWにダイポールという弱小設備なので1局できたら良いかなと思いましたが、意外に応答率が良いのでびっくり。

気がついたら2時間弱で8局も交信できました。

いやー。ますます、10mWにハマりそう。

もう、1WとかだとQRPという気がしません(笑)

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ちなみに、夏には5mWで九州2局と北海道1局と交信できています。

来年は、1.2V電池1本のトランシーバーを作って1m WでEスポ交信を狙いたいです。

人気の27メガCB用トランシーバーを試作してみました。

ご存知の通り合法CBは8chの割り当てがありますが、これくらいのchだとスキャンさせて受信一括表示すると大変便利です。

市販機であるかどうかわかりませんが、8chバンドモニター付きのものを試作してみました。

外観はこんな感じで小型です。しかも、電源はリチウムイオン電池内蔵でスマホのUSBケーブルで充電できます。

ただ、今回は、プログラム容量を減らす意味もあり、広帯域受信機能は省きました。

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初期画面が、8chのバンドスコープ。縦軸のバーグラフは、受信信号強度でdBμV表示です。

0-35dBμVまで1dB毎にバーの長さが変わるようにプログラムを作ってみました。

本機の電源投入後の初期画面が、スキャン画面。さらにセレクタースイッチを押すと、ch1から8まで変化します。


実際使ってみると、スキャンさせておくと受信音でもバンドオープンがわかりますので非常に便利です。

動画です、
https://youtu.be/rE9d7dYbT9w

https://youtu.be/HGbWEf7ri_o


受信感度も高いので、ダイポールアンテナと組み合わせると、市販のCB機でも聞こえない信号も、受信できると思います(^^)


右の微弱送信機から送信した電波をCBスキャナーでみたものです。

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ノイズが多いとこんな感じでみえます

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送信部は、前回MEMSマイクで小型化を図ったのですが、音質と利得が満足できなかったので、新しく試作しました。

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送信増幅なしなので、無許可レベルですが、ミーティングとかでは遊べるのではと思います。

基板は、年末年始休暇で設計して来年、基板完成キットで頒布できるようにしたいです

ツィッターを見ていたら、KTWR のクリスマス特別放送でDRMの日本語放送があると書き込みがありました。

以前は、ニュージーランドが英語放送で長時間のDRM放送をしてくれていたので毎日聞いていましたが、放送中止後はまともに受信できる局がなかったので久々の受信です。

DRM放送を受信するには、ラジオのIFから信号を取り出し12kHzに周波数変換をして、パソコンのマイク端子に入力することが必要です。

コンバーターは適当なもので良いのですが、受信帯域が10kHzと広いので通常のAMフィルタのラジオでは、帯域が狭いので問題があります。

私は自作の真空管受信機を使っています。これは、フィルタでなくIFTを使っていることからIF帯域が広く、唯一適合しているものとなります。

しかし、真空管式の受信機がデジタル放送に適しているとはおかしな話ですね😆

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久しぶりにdrmを聞いてみると、中国の局がたくさん出ていることがわかりました。当然、信号は強力ですので、色々受信してみました。

https://youtu.be/WRyMAtvCRsY
https://youtu.be/nkHfMfTzlMM

今回も思ったのは、DRMはフェージングの多い短波放送には向かないことです。SNRが悪いと突然音が切れます。

もう少し粘ってくれれば良いのですが。

過去の古い投稿ですが、超簡単コンバーターの作り方とアンテナSNRについて書いてましたのでリンクしておきます。。

http://becl.g2.xrea.com/7l4wvu/drm1.htm
http://becl.g2.xrea.com/7l4wvu/drm2.htm
http://becl.g2.xrea.com/7l4wvu/ant_loop1.htm

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