アンテナアナライザーの基板を使って、次の開発モデル、フィルター試験機なるものを実験しています。

当初、アンテナアナライザーと切り替えで使える多機能測定器を目指したのですが、フィルター試験機の特性が確保できませんでした。

切り替えで使うとスイッチのアイソレーションが30dBくらいしか取れずフィルターの形は見えますが実用性としては??です。こんな感じでした(≧∇≦)

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フィルター試験機でポイントとなるのが入出力のアイソレーションとノイズフロアです。

今回、1つのPLLから信号出力、受信局発、そして受信DSPクロックを出していることと、ノイズ発生源であるマイコンやOLEDが5cm角の基板に密集しています。

したがって、どのくらいアイソレーションが取れるか、またノイズフロアを下げられるかの確認がこの先進めるかの基準となっていました。

今回、ノイズ対策を行い、さらに配線を同軸で最短化してみてみました。

結果、アイソレーションは70dBくらい取れましたがノイズフロアが高いので63dBくらいでしょうか

しかし、これくらいあると実用的になってきますね。

普段自作のときに、どでかいネットアナを使ってやっているフィルター特性、水晶発振器特性、そしてLC共振周波数という、基本測定がこれだけでできるので嬉しくなりますね(^。^)

測定結果です。まずは帯域4.4kと2.4kのCB用7.8MHzクリスタルフィルタです。
下は、HPのネットアナでみた画像となります

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次に水晶発振器(写真左)これで並列共振、直列共振周波数が求められますので、フィルター製作の際の確認などに使えるかと。

また、写真右は、コイルとコンデンサを並列に接続した共振周波数を表示しています。
私は昔から、コイルのインダクタンスを求める方法として既知のコンデンサと抱き合わせて計算してもとめています。

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●動画です
https://youtu.be/yuzb5icOf8g

なんだか使えそうなので基板設計してみたいと思います。パターン配線で特性が取れるように考えながら…

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