自作トランシーバーは、完成した後も使っているといろんな不満点がでてきますので、なかなか終わりがないのが普通です。

まあ、そこが、面白いのでありますが…

今朝は、送受信の切り替えの際にロックが遅い点を改良してみました。

出勤前にPLLのループフィルタを定数を変更。このあたりは計算でも求まりますが、実際は、使いながら調整するのも効果がみえます。

ロックが遅いのですから、コンデンサを小さく、抵抗も小さくとなります。結果は、かなり改善が見られました。

切り替え時間が気にならないときは、スペアナでキャリアの裾の改善は、コンデンサを大きくするとさらに良いポイントがみつかることがよくあります。

PLLというと計算でおしまいという感じがしますが、実際はアナログ部品の塊です。どの部品をどうすれば波形がどのようになるか体感できるようになると自作も上達すると思えます。

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29MHzの移動用無線機も完成に近づきましたので、移動用のアンテナを用意します

バイクでのモービルホイップではアース面が車体では不足しますので、スモールループMLAを試してみることにします。

まずは、会社の帰りホームセンターで6mm直径1m長の銅パイプを購入して、バケツで丸く曲げて測定してみました。

1ターンのコイルで考えて、62pFのコンデンサを直列に入れて共振周波数をみてみると、22MHzでディップ。
周囲の影響はありますが、インダクタンスは、0.8μH程度でしょうか。

これを、29MHzにマッチングさせるには35pF程度の容量でよいことになります。何分、初めて作るので、こういう手順でよいのか不明ですが、あくまでも目安程度で。

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早起きして、十MHz台のBCD加算器のIC MC4560を追加しました。

受信時に10.7メガ高い周波数を発振させることが必要ですので、加算IC 3個で107を受信時のみビットを立てています。

これで29.00MHzから29.7MHzまでフルカバーとなりました。

送信のハム音は、マイクからのシールド線のアース側のハンダが浮いてました。

なんとなく完成したような感じがします。こんばんにでもケースの蓋を閉められると思います。

今回は、元キットのハンダ付け不良に手古摺りました。自分でバラック組み立ての方が早かったです。

やれやれ。

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