人気のGAWANTを応用したアンテナを3Dプリンターの練習用として設計してみました。
設計上で考慮した点は以下の通りです。

・大まかな同調周波数が見える窓とダイアルカバーつきのものを3Dプリンターを使ってデザインする

・頒布しているAMポケトラに適合するように7メガから120メガまでの広帯域受信を狙い、50メガでは送信できるものを目指した。

・電圧給電のため、外部のカウンターポイズ等接続できるようGND端子を設けた。

・1次と2次のGNDは分離、いろんなGND接続ができるようにした

・アンテナコネクタは、SMAにも対応するバージョンも3D設計する。

・いろんな色を準備する。


1. Wide range Dual tune Rod ANT
二連バリコンを使ったオリジナルの広帯域アンテナです。

アイデアは、Zマッチから得たものですが、巻き方、接地線の分離等が広帯域に影響しますので、実験に時間を費やしました。

ロッドアンテナの手前にあるのが、1次コイルのGND端子です。
IMG_2058 


回路は、このようなものです。
FullSizeRender

MFJのアナライザーでみたVSWRは以下の通りとなりました。
5003

これで、短波からFM放送、120メガのエアーバンド受信に使えますので便利です。なお、送信は自己責任でお願いします。

なお、装置毎に周波数範囲はばらつきがありますので、上表のデーターはあくまでも参考として下さい。

下は120メガを測定しているところです。
IMG_2057


動画はこちらです↓




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2. Tunable rod ANT
一般の回路によるシングルチューニングのものも製作して特性を確認してみました。

IMG_2055
FullSizeRender


5003


3.上記アンテナにおける注意事項
 上記アンテナ 2種類は、時間不足で再現性のあるデーターが確立できていませんが、2/16開催 ちばハムの集いのAKCブースで数本ですが人柱板を頒布します。
 十分な評価ができていないのと製作のばらつきが結構ありますので、頒布をご希望の方は以下の注意事項をご理解をお願いします。
 別途、正式頒布を予定していますので、神経質な方はお待ち下さい。

それでは、よろしくお願いします。


①個々に個体レベル誤差があります

②製作の誤差により周波数範囲が、ここに記載の値より若干狭い場合があります。


③電圧給電アンテナのため、VSWRはアースや無線機の種類により誤差を生じるため、ここの測定データーと差異があることをご理解ください。


④本装置は、3Dプリンターを用いた自作品のためケース強度は確認していませんので。ロッドアンテナに極端に力を加えないようにしてください。


⑤背面板は接着剤で固定していますので開けるときはカッターナイフ等でこじ開けてください。

⑥万一の事故や損失が生じた場合でも、当方は一切責任を負いません。

⑦故障の際は、お問い合わせください。ベストエフォートで対応します