2018年10月

fusionの送料込み 基板5枚 7.9ドル キャンペーンで先月オーダーした基板が届きました。

kicadで初めて設計して作ったもので、5cm角の発振器の試作基板が4種類載ってます。

イメージ 1


慌てて作ったので、シルク印刷の位置とか、部品の穴の大きさに結構ミスがありそうですが、なかなかのクオリティーです。

価格が安いのは輸送がシンガポール経由になることのようですが、オーダーから1ヶ月かかりませんでした。

安いし、FBです。キャンペーンですが、こういう機会をうまく利用したいですね

イメージ 2

しばらく、kiCADのお勉強をしていました。少し操作は慣れてきて製作速度も上がってきたようです。

今朝、fusionに発注したのが、この試作基板です。

5x5cm サイズにマイコン、OLED表示器を搭載。

50メガのAMトランシーバーとFM、AMラジオが楽しめるものです。

やはり、プリント板は立体配線より実装密度があがらないので、ハムフェアの自作コンテストに出したものより機能は簡略化されています。

試作基板ですが、アース面が狭いので、かなり苦戦しそうです。

まあ、なんでも経験なので…

しかし、こんな基板でkitを出しても誰も作りたくないですよね(笑)

イメージ 1

SMD化に伴う各種チップの実験が続きます。

本日は、2SC3357。秋月で5個200円で販売されています。

50メガのAM変調の後段として使える、少し大きめのパッケージで周波数の高いものということで…

データーシートを見ると、50MHzでもかなりの利得があり、期待できそうです。

簡単に回路を組んでみました。

イメージ 1

イメージ 2


SMDだと、結構、ジャノメ基板が使えますね。

特性は、5Vかけて電流15mAくらい、50メガで30dB程度取れています。写真は0-100メガで縦軸は0-40dBのレンジです。

凄いですね。おまけにNFも低いので受信機にも使ってみたいところです。

イメージ 3


これで、先に書いたAM信号を入れたところ10mW出力程度まではつかえそうでした。

秋月でも売られているミキサーICのSA612の特性をみてみました。

海外通販で10個、送料込みで5ドル程度で購入しました。

さらにデーターシートをみると変換利得が12dBと書かれていますので、小型トランシーバーを作るときに、受信の高周波増幅を省略することができるのではと思いました。

まず、チップはSMDですが、これくらいの大きさであれば、ジャノメ基板で変換ボードを作ることができます。

イメージ 1


実験回路は、データーシートをから、コイルを使わない1番簡単な接続から試してみます。

イメージ 2


今回の実験では、RF信号を50メガ -45dBmとして、LOは40メガ 0dBm。出力10メガのレベルをみました。
出力は、-50dBmなので変換利得は、マイナス5dBと予想より低くて少しガックリしました。

次に入力に、50メガの同調コイルをつけて見ました。入力はハイインピーダンスのようです。

変換利得は、プラス5dBと大きく改善しました。

イメージ 3



次に出力にトランスを入れてみました。
これで、変換利得は10dBとデーターシート近くまで得ることができました。

このトランスは小型化を、狙う時には利得は少し下がりますが、省略できそうです。

イメージ 4


この時の0-100メガのスペクトラムです。10メガと90メガに変換出力があります。

イメージ 5


40メガのローカル発振の漏れは-50dBと抑えられています。

イメージ 6



特性をみて感触としては、受信機として使う場合、選択度を得るための入力コイル一つで、これまでの受信初段アンプが省略できることがわかりました。

使えそうです

低電力変調のメリットとして、小型、ダイレクトキャリアに簡単に変調がかけられるということですが、これだけならトランジスタ1石でやったほうが簡単です

しかし誰でも作れる小型トランシーバーを考えると、コイルなしというのが大きなメリットとなります。

今回は、DBM ICを使うことでコイルなしで、送信周波数でどのようなAM波が得られるか実験してみました。

特性をみながらローカルキャリアレベルと音声レベル、キャリアリークを調整して一番いいところをみました。

50メガ、-10dBm出力。1k変調です。50メガのローカルは-17dBmというところです

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

↑このページのトップヘ