2017年09月

受信用バリコンでの10W運用は耐圧的に少し心配です。

特にアンテナ側の共振側で5kΩで10Wの電力がかかると計算では、ピークでは、300V以上かかるので、しばらく実運用で確認してみることにしました。

ついでに短縮マルチバンドEFHWの性能も見るために、自宅の12mタワーから下ろしたフルサイズのスローパーと比較できるように切り替え器も入れてみました。

無線機はハムフェアの自作コンテストに出したものですが、これはログアンプが入ってますので、メーターがdBで読めますので便利です。

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短縮EFHWアンテナは、コイルタップを7MHzに接続して、二階の無線部屋から下に下ろしています。

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朝の7MHzを実際に聞いて見ると、国内で3-10dBの受信レベル差がありますが、設置条件の差が大きいことを考えると、聴こえるので驚きました。

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チューナーの特性確認が終わりましたので実際に5mの釣竿にエレメントを這わせたセンターローディングのEFHWと接続してみました。

庭でのテストですが、今回は、7,10,18,21とも問題なくマッチングがとれました。

夕方、2Wで10メガを運用。4エリアの局と交信後、V73NSを呼んだらコールバックがありました。こちらのリポートは、229(笑)

使用感ですが、コイルのタップは、少し違っていてもマッチングがとれてしまいます。しかし、正規の5kΩくらいで整合させるのが、受信感度も良いようです。

今回のチューナーは、この点、入力バリコンのつまみの位置で、アンテナインピーダンスがわかるので便利です。

すなわちバリコンが最大容量の時がインピーダンスが低いことになり、7メガですとこの時が1kΩ。60度くらいの位置が5kくらいになります。

これにより、バリコンの位置でコイルのタップをどちら側にうごかせばよいのかわかります。
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一応、LEDブリッジを追加しました。

このままで、フィールドテストを継続して改良を加えて、最終的には下のケースに入れたいと思います。

やはり、反射検出はメーターにしようかと



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昨日の回路で組み立ててみました。

また、可変抵抗負荷は、4k以上も見たかったので10kに変更してみました。

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今回のものと従来のもので、7-21メガまでVSWRが1.5以下に合わせられる負荷抵抗値を測って比較してみました。

まず、従来のものも4k以上の高い抵抗値には広範囲にマッチングが取れることがわかりました。

今回の回路では、低い方にもマッチングが取れるようになり改良されています。

50メガは今のところ対応していませんが、これで短縮型マルチバンドのEFHWアンテナをつないでやってみようと思います。

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現用のチューナーの特性が予想外に悪かったので、取り急ぎ、これの改良を試みることにしました。

これがうまくいけば、トラップで切り替えでも、ラフに作っておいて手元でマッチングすることができます。

回路は、下のWVU-01と-02の2つで、変化を感覚的に見てみることにしました。

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まず、WVU-01は、従来の回路の入力のコイルの巻き数を増やして、バリコンでキャンセルできるようにして、インピーダンス調整をできるようにしたもの。

誰でも思いつきそうな回路ですが、ネットではみたことがありませんので、うまくいかないのかもしれません。

…しかし、実際にやって見ると、凄くいい感じです。現用回路ですとリターンロスが、よくて-15デシくらいだったのが、-20こら-30デシとほぼVSWR1近くまでマッチングが取れるようになりました。

また、アンテナインピーダンスも、現用品よりかなり広がった感じがします。


次にWVU-02でもやってみました。これは、入出力回路をタップで分けてコイルを共用するもので、zマッチチューナーとかでよくみるものです。

結果は、一応、マッチングが取れるものの、ハイインピーダンス アンテナの同調回路を共通にすることで、同調回路のインピーダンスが下がることからか、WVU-01の方がかなりよいことがわかりました。

そういうことで、試作品はWVU-01をベースに、さらに高い周波数の特性も改善したかったので、アンテナ側のコイルをタップで切り替えるWVU-03で実験してみることにします。

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ダンボールで作った可変アンテナ負荷(笑)を使って、現用のEFHWアンテナチューナーの特性をみてみました。

コアは同じT106-2です。これは、巻き数が2:14となっていますので、50Ωに対して2.5kΩくらいがマッチングする計算になります。もちろん共振回路がありますので、あくまでも目安ということで…

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このチューナー、これまできちんと同調してくれて、バッチリ動作してくれてると信じていましたが、データーを見るとあまり良くありません。

気がついたところは、
- インピーダンスが4kと高いほどVSWRはよく、設計値の3k程度でのVSWRは、2程度とあまりよくない。

- 回路上仕方がないが、インピーダンス整合範囲が狭い。

- バンドの上と下側のVSWRが悪い。

これらから、これまでやっていたトラップ短縮のEFHWアンテナがうまくマッチングをとれなかった理由がここにもあることがわかりました。

ネットで見てもアンテナエレメントの調整やカウンターポイズで苦労されているのみよくみますので、ここを改良できるチューナーができれば移動に便利だと思いました。

ネットでは、この発展形の回路は見たことがなく、Z-matchもここまで高いインピーダンスは想定していないので、改良して実験してみたいと思います。



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