2016年11月

18メガから28メガ用の4バンド共用のローパスフィルターです。

この部分は、30メガのカットオフで急峻なフィルタを作れば共用でき、リレーやコイルを節約できます。

ポイントは、18メガの2倍の36メガと、24メガ用のローカル35.4メガを、28メガで損失を抑えながらどれくらい落とせるかというところとなります。

基本は、5段プラス、ノッチくらいでいけそうなレベルです。コイルは、T50-10が3個、しかなかったのでT50-12も混ぜましたが問題なく使えます

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特性は、なかなか近接を落とすのが難しかったのですが、ノッチを二箇所入れて35メガで20デシの減衰量をえることができました。この時の28メガの損失は1.3デシとなりました。

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無線機製作は、フィルタに始まり、フィルタで終わる…

受信入力フィルタからスタートした本機もようやく最終ブロックとなりました。ここまで2ヶ月かかりました。

送信アンプの特性から1.9から14メガまでは各バンド2段のローパスフィルターとしました。

18から28メガまでの4バンドは、カットオフを30メガにした5段のフィルタで共用することで、コイルとリレーを節約しています。

また50メガは、ローカルが60.5メガになりますので、これも5段のフィルタを使用します。

最終的に規格を満足しない部分は個別にノッチフィルタを入れますが、定K型ローパスの場合、スペアナをみながら単にどこかのコイルに並列共振となるようにパラにコイルを抱かせれば綺麗に落とせますので心配はいりません。

回路は50メガとHFハイバンドはアイソレーションを考慮して、リレー切替を直列にしています。各コイル、コンデンサの定数は、トロ活のものと同じです。

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とりあえず、1.9から14メガまでの5バンド分を作りました。特性は、設計通りとなっています。

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ようやく、終段アンプまで来ました。
1Wの出力ですが、綺麗な電波を出すにはなかなか難しい部分です。

今回、手持ちのRD15HVF1を使う予定でしたが、リニアリティがあまり良くありません。電流を思い切り流してもIMDは35dBくらいです。しかも、2倍の高調波レベルが高くて、広帯域アンプでは使いにくい感じでした。

仕方がないので定番の2SC1971を使用。こちらの方がIMDもよく、高調波レベルもよかったです。

以下、比較です。上3つがRD15HVF1、下3つが2SC1971です。出力は1W

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2段のローパスフィルタで電波法規定の-50dBをクリアするには、この段階で、2倍の高調波が-30dBくらいにしておく必要があります。

今回のファイナルアンプの特性を1.9から50メガまでの全バンドみてみると大体2段のフィルタでいけそうなことが推測できます。
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9月末にTSSに電子申請、11/21に1回目の指摘がきて、同日返信。

その後、メールがきませんでしたが、本日、日曜日なのに、TSSからメールがきました。

内容は、まだ指摘でした。今までネットで見たものは、全て「1.9は帯域200Hzを超えないものとする」と注釈で許可されていましたが、今回は、ダメなようです。

しかし、デジタルモードの諸元表、難解ですし、TSSの判定も担当者で異なるのでしょうか。

何れにせよ、1.9は電信しか出ないので、A1Aのみと変更して、書類を再提出しました。

次はいつ頃返事がくるのでしょうか。気長に待つしかないですね。

しかし、休日にまでやっているということは、よほど、申請がたまっているのでしょうか。



以下、疑問・不備事項

1.9MHz帯での附属装置の使用については、「占有周波数帯幅が
200Hz以下のもの」とのみの記述ではなく、どの附属装置あるいは
どの附属装置のどの範囲までが該当するのか、具体的に示して
下さい。
なお、F1B電波の占有周波数帯幅は、明らかに200Hzを超えます。

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3階部分の製作です。

ドライブアンプは、ハムフェアで10個50円と格安で購入したRD01MUS1を使いました。

このFETは、520MHzで1Wも出てくれるFBなものですが、小型のため放熱含めた取付には検討が必要です。

ここでは、50mWも出てくれればよいので、ちょっと贅沢すぎる気もしますが、2信号特性がどれくらい取れるか知りたかったので、つかってみました。

取付は、FETか小さいためルーターでの基板削りは無理です。

普段であれば彫刻刀で基板を細く削るのですが、右手がしばらく不自由なため、銅板をL型に曲げて足を上に向けて取り付けました。これなら放熱もバッチリです。
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回路は、こんな感じです。
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2信号特性は、100mWくらいまでは、IMDは、50dBと良好で、50MHzもゲイン低下がなく使えました。
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