2016年04月

久しぶりにトランシーバーを作ってみることにしました。

用途はバイクに積んでロケの良いところから移動運用ができるようなものを考えています。

29MHzはEスポで遠距離交信もできますし。

回路は、ジャンク箱にあった亜土電子の50MHz FMトランシーバーキットがありましたので、これを29に改造することにします。この基板、部品が2割くらいついてません。前のオーナーが途中で投げ出したのか、不明ですが、とりあえず回路図はありました。

PLLの回路はちょっと考える必要がありそうですが、この基板を使うことで短期間で作れそうです。

イメージ 1


韓国製の軍用トランシーバーです。
25-30メガまでの任意の100kステップ10ch FM機。

周波数設定はできましたが、受信は、-30dbmくらい入れないと聞こえません。送信出力も-50dbmと死んでます。

中を見ると、モールドされたモジュール構造なので部品を見ることもできず。

送受信両方ダメなので切り替え部分を調べてみて、そこでなければ修理不能でゴミ箱いきですかね

イメージ 1


イメージ 2


受信機のIFフィルターユニットの切り替えを入力部のみ、ダイオードからリレーに変更しました。

SSBフィルタの帯域外でAMフィルタを漏れで通過してくる分が改善しました。よかったです。

グラフの上がダイオード切り替え。左からCW,SSB,そしてAM。下の赤枠内がリレー交換後です。

イメージ 1


イメージ 2


100Wリニアの電源ファンの音がうるさくてなんとかしようと思い、12V 20Aの電源を買って入れ替えました。

元のスイッチング電源は、ネミックラムダの9V 24A。これを電圧可変の最大11VくらいでMRF454PPのアンプをドライブしてました。

今回の電源もファン付きですが、体積、重さとも1/3くらいになりました、そして、殆ど音がしません。

電圧も13.5Vにセットしたら、出力も1割くらいあがりました

イメージ 1


イメージ 2


デジタルモードjt65もなんとか交信できるようになってきましたので、次は自作受信機にFM受信部を追加することにしました。

これからEスポシーズンなので、国内遠距離交信が29メガで期待できます。

手持ちに全く使っていないアイテック研究所の51MHz FMポケトラがありましたので、この基板を使ってみることにしました。基板の中間周波数は10.7メガ、親受信機の中間周波数は10.5MHzですので、周波数表示は200khzずれることになりますが、まずは空中配線でつないで特性を見てみました。

復調ICはMC3359。SGから3kデビエーションで信号を加えた復調スペクトラムは以下のようになります。歪みは3-4パーセントとあまり良くないですが、ナローフィルターも入ってますのでこんなもんでしょうか。

29FMでアンテナをつないでみると、早速Eスポで九州、韓国の局が入感。音質はなかなか良いようです

イメージ 1


イメージ 2


↑このページのトップヘ