カセトラの10mW送信でFT8なども対応するようにしたものの、このようなローパワーでEスポ交信ができるか疑問でした。

50MHz 距離1000kmの自由空間損失を計算するとすでに125dBくらいあります。

通常、これにアンテナ利得がプラスとなりますが、周囲の影響とか反射ロスとかが大きくマイナスとなりますので、これらを含めると5mWでの交信はハードルが高そうです。

先週末、Eスポがオープンしていたので、これまでFT8で多くの交信実績のある昨年製作の自作機を使って実験してみました。

出力はスペアナに直接入力してピークを7dBmに合わせています。

東京の自宅からアンテナは8m高の2エレです。

まず、1エリア各局のCQが見えましたので強い局を片っ端からコールするものの全く応答なし…(笑)

そのうちに茨城県の局から応答あり1st QRP QSOとなりました。距離は60km近く、リポートは21dB開きがあります。

相手が10Wだとすると5mWは、出力としては、33dBの差がありますが、FT8のリポートはCNなので、こちらの受信ノイズレベルが高いことからこの程度の差になるのかと推測しています。

とにかく1局交信できたので、0dBより良く入る局をコールしていきました。

やがて九州がオープンして+7くらいで入感する局もあり、コールしますがなかなか応答がありません。

Eスポは信号強度がフェージングで変化したり、バズ音とかCNを悪化させる要素もあるので相手側の耳を悪くさせる要素もあるのでしょう。

しかし、ワッチしているの信号も上がり、九州局もCQ連発で、交信チャンスは増大してきました。

FT8は、交信時間が短いのと、まだ絶対数が少ないので、パイルで取れないという心配は少ないようです。

そのうちに、九州の局から応答があり、続けて3局交信できました。また、夕方には8エリアにも届いています。

レポート差は20から27くらいありますので、相手のレベルが0以上だと交信チャンスはありそうです。

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