DXCCは、自作機で殆どやり尽くしたので興味はないのですが、コソボがDXCCに有効になりました。

コソボには、戦後、現地入りしたこともあり思い出深いです。

当時、首都のプリスチナ空港は空爆されて使えなかったので、ウィーンからマケドニアに飛び、そこからランクルで陸路国境を超えました。

主要道路は、地雷や空爆で破壊され道の大きな穴を避けながら進み、治安部隊のドイツ軍のヘリコプターで軍人の中、私だけが民間人という状態で移動。

ヘリで飛び立つとパイロットが、早口の英語で説明してくれます。

周囲にはゲリラが大勢いてロケットランチャーで狙ってくることもあるので、そのときは座席下のパラシュートをかけて、飛び降りろと…

ここはまだ戦地なんだと緊張しましたね。

ヘリから下を見ると民家のほとんどは屋根が吹き飛ばされてありませんでした。


目的地についてヘリから降りると装甲車に乗り換えました。地雷があるので歩けないと言われ、さらにビビりまくり(笑)

通信鉄塔は、飴のように曲がり、局舎も柱があるだけと凄まじい状況でした。

行ったのは2月の真冬でホテルはお湯が出ず、窓も割れている寝袋持参の出張。

会議では隣のビルがいきなり爆破されたりと大変でしたが、一緒に仕事をしたコソボの若者たちは皆、落ち込むこともなく、これからの時代に希望を持っていて皆な笑顔だったことが忘れられません。

リタイアしたら訪問してみたいと思っています。

アマチュア無線も当時はKFORという多国籍の平和維持軍か国連職員の運用ばかりでしたが、さすがにもういないですよね。

最後に、戦後、交信したコソボのカードです。

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