アマチュア無線イベント再開ということで頒布品を準備していますが、イベントといえば50MHzのAMトランシーバーが人気だったと思い出し、久しぶりに作ってみることにしました。

前回からの変更点としては、以下の通りです。

①AMに加えてDSB(受信はSSB)モードの追加。

②1~54MHzまでの受信機能に加えて、1.8~50MHzのアマチュア電話バンドの送信機能を追加(実装フィルターは50MHzのみ。HF運用時には外部フィルターを追加して対応する)

③受信においてRF増幅、および中波帯の妨害を軽減するHPFを追加

④送信ファイナルを変更して、少し出力アップ(それでも、5~10mW程度です)

⑤充電コネクタは、マイクロUSBは破損しやすかったので、C-typeに変更

⑥ケースは、3Dプリンタ製作品で少し見栄えがよくなりました(ただし、高温に弱いです)



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 送信は数ミリワットのQRPp、受信も最小限の構成なので、バリバリ交信できるというものではありませんが、通勤や旅行のときにポケットに入れて、いろんな場所で放送受信やアマチュア無線を楽しんだり、イベント会場で記念局との交信やロールコールのチェックインなど、市販製品とは異なる楽しみ方ができると思います。

 

 最近AMはあまり相手がいませんが、ロールコールやコンテストを狙ってみてください。キャリア漏れはありますがDSBモードでSSB局を呼ぶこともできますので、小電力でも自宅から移動局との交信チャンスもあります。私は、近くの公園でダイポールアンテナを使って100km以上の山移動局と何度も交信しできてますので是非とも挑戦してみてください。

 

★本機で楽しめる場面 

 ●固定や移動からのQRPp交信、AMコンテスト参加(100kmくらいの交信は可能)。

 ●イベント会場での記念局との交信やAMロールコール参加

 ●BCL海外放送受信(AM水晶フィルターがあるので混信に強いです)

 ●FM放送受信(山頂で遠距離受信や旅行先などでのコミュニティFM受信など)

 ●受信電界強度がdBで表示されますので電界強度計としてアンテナ実験などに


★注意点
①IFフィルターの周波数が13.560MHzのため、この付近に短波放送が出現すると妨害で受信ができなくなることがあります(特に夜中の13.570MHzの中国国際放送が強力です)。対策としては、13.56MHzを阻止するフィルターや50MHz運用においてはHPFなどで対応する必要があります。

②液晶からの雑音が大きい周波数があります。




★系統図
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★特性など

AM変調スペクトラム

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DSB変調スペクトラム
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★仕様や使いかたの説明、注意事項、そして免許申請については、取り扱い説明書をご参照ください。
取り扱い説明書のリンク



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★動画リンク(適時追加します)
●50MHz SSBのEスポ受信
https://twitter.com/7L4WVU/status/1545560853742702592?s=20&t=8GHQa2IikkRKEnuuW6LVKg

●短波放送(HCJB)
https://twitter.com/7L4WVU/status/1545541053687611392?s=20&t=8GHQa2IikkRKEnuuW6LVKg

●AM受信におけるクリスタルフィルターの特性
https://twitter.com/7L4WVU/status/1544491618169790464?s=20&t=vGRKzRAOuwB-GKCj1xR_9g