前にAS169のRFスイッチICの特性でローバンドの歪が多くてパワーがでないことを以下のブログに書きました。
http://becl8873.livedoor.blog/archives/10085030.html

今回は、少し前のWVU-1101などに使用していたPE4259について調べてみました。
まずは、データシートをみると10MHzから3GHzと記載があるので、やはりローバンドでは無理そうな感じですが、一応チェックということで...

試験は、昔使った余った基板にICのみ搭載しました。
IMG_E0120


簡単に7メガと3.5メガの100mWの信号をトランシーバーから入れてみます

  7MHz:IC出力 50mW
3.5MHz:IC出力 10mW

となりました。予想通りでした。

また、歪について3.5MHzのみですが以下に貼っておきます。

まず、トランシーバの100mW出力時のスペクトラムです。
IMG_E0118


次にIC出力です
IMG_E0119

やはりNGでした。。。

しかし、不思議なのは前に調べたAS169の特性です。正確には購入したのは、AS-169-73LF。これはデータシートだと300kHzから使えることになっています。しかしながら同じような特性なのは疑問を持ちます。

データーシートには低い周波数用のLFとノーマル用がありますが、中国サイトでノーマル用を送ってきたのではないかと推測しています。

いずれにしても販売サイトでは、AS169,AS169LFと両方記載されていて選べないのでどうしようもありません。ほかの中華販売店も同様なので、どこかで正規品を探してみる必要はありそうです。