3/24(日)埼玉県狭山市で開催された電波文化祭サイクル2に出展しました。来て頂いた皆様、大変ありがとうございました。

当日、お天気は曇りから雨予報ということだったのでバイクはやめて車に荷物を積み込み、9時前に到着して10時までに設営完了。10時前にはブース前に結構な人がこられていてお話していたので開始前のブース写真の撮影を忘れるという失態。気が付くと少し残ったパドルと差し入れの頂きもののみに。。。(笑)
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来場者は200~300人くらいと思いましたが、頒布品は2週間前の2000人規模の西日本ハムフェア以上に売れていき1時間程度で殆ど品切れになってしまいました。いろんなところで頒布をやっていると地方イベントと東京近辺イベントは購買力が全く違うと感じます。売れていくものも異なり、都市地方はCWやアナログ系に対してデジタルやPOTA移動関連が人気というのも面白いです。

そして今回は、モノづくりなどに興味がある方が集まる電波文化祭ということで、久しぶりにキット(FT8トランシーバー完成基板、メモリキーヤー)を準備しました。自作支援で部品代より安くしていたので一番最初になくなると思っていましたが、意外にも最後の方まで残っており(何とか完売しましたが)、今のアマチュア無線はキットでさえ売れなくなってしまったように思えて非常に残念でした。

また、一人で出展ということで場所も広く使え、いつも使っているPOTA運用システムを展示して多くの方とお話できたのはよかったです。そしてPOTA人気は凄いと感じました。私のブログなどをみて自分で小型アンテナを自作して移動しておられる方も何人かおられたのは嬉しかったです。

HFのPOTAでなかなか交信できないというコメントも多かったのですが、QRPで小型アンテナのローバンドの交信は設備以外にアンテナの建てる場所やコンディションを把握することが必要なので難易度は高めです。何回も実験して何となくわかってきて徐々に交信できるようになるのも楽しいと思います!

午後のLT(ライトニングトーク)は、今回初の試みということでしたが用意された椅子が全て埋まるくらい盛況でした。一人10分という時間でしたが、さすが今の時代の人たちです。皆さんプレゼン慣れしてしていて時間オーバーする人もおらずスムーズにプログラムが進行してよかったです。もちろん内容も楽しめました。
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自分として心の残りだったのは、前回は午後に他のブースをまわって出展者の方々とお話できたのですが、午後LTになったので時間がなかったということです。次回は、頒布を早めに切り上げて見学する時間を作りたいと思います

さて、私の次回イベント出展予定ですが、5/6 開催予定の福生のイベントかなと思っていますが出展要項がまだ公開されていませんので現状は未定です。装置の改良や新しいものを作って持って行けるように頑張りたいと思います。そして7月関ハム、8月ハムフェアはいつものようにAKCで出展しますので宜しくお願い致します。





2024年3月24日(日) 10:00~15:00
埼玉県狭山市開催される電波文化祭に「7L4WVU 自作無線局」で個人出展します。

頒布は10~13時、それ以降はLT(ライトニングトーク、簡単なプレゼン)となっており、私も最近楽しんでいる「POTAで自作をもっと楽しもう」についてお話させて頂く予定です

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頒布品は、このページの以下の部分を予定しています。数量や内容は随時更新していきますのでイベント前に再チェック頂けましたら幸いです。(西日本ハムフェアから日数がないため頑張って製作していますが、時間がないため少なめになります。また、準備品の内容が最終確定するのは前日くらいになります)

★おつりが要らないようにご準備お願いします


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<頒布予定品>➡変更の可能性あり

★特別企画① 
自作FT8トランシーバーを製作しよう(WVU-604F 完成基板セット) 5k 3式
毎回頒布しているWVU-604F QRPトランシーバー基板の完成、調整済セットです。自作トランシーバー運用局を増やす目的で原価より安く頒布します。ケースを作って運用される方のみ購入お願いします。

基板のみで動作し、ボリューム、スピーカーやエンコーダーを外してケースを自作すれば、自分だけのオリジナルトランシーバーを簡単に作ることができます。また、送信アンプを作ればDX交信にも使えますよ。

(1式分内訳)
・WVU-604F FT8トランシーバー基板(50MHzのみLPF内蔵、出力300mW程度) 完成品 1枚
・LPF基板セット (1.8, 3.5, 7&10, 14,  24&28)→注:18&21LPF無し。SMAコネクタやケースは添付されません。1.8、3.5、7&10はCは実装済でインダクタ(添付)を基板につければ完成。14、24&28はLC実装済みです
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★特別企画②

K3NGキーヤーを作ってみよう(基板、部品キット) 1k  5式
超小型のキーヤーの基板とプログラム書き込み済のマイコン含む主要部品セットです(ケースなし)。基板と回路はこちらのものです。表面実装部品です。必ず作る方のみ購入お願いします(つんどくタイプの方はお断りします)
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以下は、いつもの完成品の頒布となります

FT8トランシーバー(WVU-604F3 電池内蔵充電式)頒布価格 7MHz LPF付き 15k    完成品2台
これまで頒布してきたF2タイプを送信出力0.5➡1W、電池容量を1000mAH➡2400mAHに変更したモデルです。出力が1WとなったためLPFは新たに添付の7MHz用のものを製作しましたが他のバンドはまだ製作していませんのでお急ぎの方は自作か中華キットのものをご使用ください(これまでのものは最大0.5Wでした)。コンパクトで軽量なのでPOTAやSOTAでもコンディションやアンテナ次第で楽しめると思います。(JARDへの申請で保証取得した実績があります。免許申請用の系統図、JARD申請用スプリアス資料は取扱説明書のものを参照願います)

★取扱説明書はこちら
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FT8トランシーバー(WVU-604F)  頒布価格 7&10MHz LPF付き(50MHz LPFは本体に内蔵済)10k    完成品2台
1.8~50MHzまで送受信できる軽量FT8トランシーバーです。電源はパソコンやモバイルバッテリーからDC5VをMicro USBコネクタで接続して供給します。出力は300mW~500mW程度(個別に調整していないのでバラつきが有ります)ですが、アンテナとコンディション次第で海外局とも交信ができます。200mWでどれくらい交信できるのかは、こちらを参照願います
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●WVU式 POTAロッドアンテナ(POTANT 7-LP)人柱版頒布価格 6k 完成品3台
公共交通機関を使ったウォーキングで公園移動がきるコンパクトなアンテナを探していたときに簡単にバンド変更ができるGAWANTをもう少し飛ぶようにならないかと試行錯誤を繰り返して考案したアンテナです。80か所以上の公園で実験運用を行い、コンディション次第ですが0.5W (主に7MHz FT8)でもPOTAアクチベーション(一か所で10局と交信)に成功しています。

主な特徴
 ー周波数:7~18MHz(ラジアル無しの場合25MHz位まで共振しますが21MHz以上のバンドのSWRは1.5を超えます)
 ー送信 最大2~3W程度(ポリバリコンを使用)
 ーロッドアンテナは2m長
 ー三脚に固定可能。
 ーコネクタはSMA-J
 ー性能は、GAWANT同等品と比較実験した結果、約10dB信号が強くなりました(参考)
 ★ラジアル線(1/4波長)、同軸ケーブル、パッチンコア、三脚などはご準備頂く必要があります。
 ★飛びは同サイズの短縮アンテナと同程度と思いますが、低いラジアル線からも電波が放射されるようで打ち上げ角が高く7MHzの国内500km以内の交信にはよい感じもします
 ★送信中はロッドアンテナに絶対に触らないようにしてください(感電します)

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●50MHz 移動用ダイポールアンテナ 完成品5k円 完成品2台
1.37m長のロッドアンテナを使った移動用ダイポールです。給電部にコイルを入れてマッチングをとっています。今回、給電部ケースの材質を高い温度で変形しにくいABSに変更しました。バランなし、マストとの固定は紐などでぶら下げてください。
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アンテナアナライザー(TE-2101)  頒布価格 11k 完成品5台

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●QRP進行反射電力メーター(WVU-43) 頒布価格 7k 完成品2台
高周波エンジニアの皆様が愛用している米国バード社の43型電力計に少し似た進行反射電力計です。SMAコネクタでQRP用、フルスケールは、1W,10W切替可能です
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●Ashi Paddle 45 (2021バージョン)
 4k  完成品5台(橙色のみ)
SOTA,POTAで今でも人気のあるAshi PAddle。これまでのPLA素材で夏場の高温での変形などがあったため頒布を中断していましたが、新しい3Dプリンターを導入してABS素材で製作できるようになったので久しぶりに作ってみました。
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●Ashi Paddle 45 (2022バージョン) 完成品 4k    5台(赤色4台、青色1台)
最近は、北米のPOTA,SOTA愛好家の間で人気になっているモデルです。光造形の3Dプリンターで製作しています。
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●モールス練習セット 縦ぶり電鍵と発振器セットで3k  完成品2台
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●中波用バリコン 新品 アルプス製   1k    5個

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360pFと150pF(おそらく)のバリコンです。真空管ラジオやアンテナカプラーなどの自作にどうぞ!


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すみません。ジャンク品は今回持っていかないことになりました。




★ブースの場所は、下図を参照願います。隣の「のびぞう工房」さんもAKCメンバーですのでよろしくお願いします。それでは、会場でお待ちしております

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3/10の西日本ハムフェア出展の前後日に九州でPOTAを運用してきました。今回は、大分空港でレンタカーを借りて往復移動途中で公園をまわることで計画、無線機はいつもと同じですが、アンテナは少し悩みました。

日中の40mは、100~500km程度の距離が主な交信範囲になるのですが、九州から500kmというと大阪くらいで関東と交信するのはいつもの2m長ロッドのPOTANT7では苦しそうです。そこで少しでも長さがある6m長のカーボン釣竿にしました。

今回ACTした公園は、下図の赤色部分+関門海峡近くの瀬戸内海国定公園の福岡部分の計6か所(3/9と3/11の二日間)となります。
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●国東半島県立自然公園 (国東市 JP-1741)
3/9(土)空港について、朝10時くらいから国東半島県立公園から電波を出しました。土曜ということで40mはかなり賑わっていましたが、3~6エリアの数局交信後はCQを出しても殆ど応答がありません。東名阪あたりは土曜でバンドが混んでいる中で九州からの弱い信号は潰されている感じです。30mにQSYしてようやく1エリアまで届いて何とかACT完了。しかし途中で雨が降ってきたり10局交信するのに1時間もかかったのでヤレヤレという感じでした。

国東半島


●大分県歴史博物館 (宇佐市 JP-1883)
公園内に前方後円墳、博物館がありました。14時から運用、ここでも40mは不調で4局くらいから進まないので、30mにQSY。ようやく呼ばれ出して30分で22局と交信できました。結構風が強かったのですがカーボン竿を立ち木に立て掛けて運用していたので倒れることはありませんでした。

歴史博物館


●筑豊井県立自然公園 (京都郡 JP-1695)
西日本ハムフェア会場の京都郡の公園です。といっても広いエリアなので地図をみて東側に開けている用水路の脇にアンテナを立てて運用しました。17時を過ぎていたので40mも1エリア~8エリアくらいまで開けて30分程度でACTできました。
筑豊県立


●瀬戸内海国立公園 (北九州市 JP-0023)
めかり公園の上の山に登り、門司城跡から運用、関門橋を見下ろす抜群のロケーション。戦争当時の砲台跡やレンガ造りの倉庫なども残っておりました。月曜朝9時頃だったので1エリアとも交信できましたが3エリアより東になると信号は弱く、ぽつりぽつりと呼ばれるという感じでした。交信局数17局
瀬戸内海


●福岡県営 中央公園 (北九州市 JP-1704)
広い整備された公園でした。ここもあまり呼ばれない状態が続きましたが、30mでたまに1エリアが強く入るときに数局呼ばれて何とか10局交信。やはり関東くらいまで開けないと平日昼だと呼ばれないのですよね
中央公園




●北九州国定公園 (北九州市 JP-0147)
地図を見て分かりやすそうな河内貯水池の遊歩道から運用しました。ロケーションはよいのですが40mは4~6エリア以外殆ど聴こえず、30mで1エリア各局と交信ができました。
北九州


★まとめ
東京や大阪からPOTAを運用すると平日の40mでは15分程度でACTできるのですが、西日本ではPOTAのHunterが少なく、1エリアまで電波が届かないと続けて呼ばれませんでした。

春~秋ごろはハイバンドで楽に交信はできると思いますが、今回、九州から関東は遠いという感じでした。10W出力なので何とかなるかと思ったのですがカーボンの6m程度の竿では40mはなかなか飛んでくれず、展開する場所は結構あったのでEFHWなどのワイヤーアンテナを持ってくればよかったと思いました。それでも何とか6か所ACTできたのでよかったです。Hunterの皆様、弱い信号を探して頂きまして大変ありがとうございました。

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